浅草で80年。歴史ごと味わう、日本のとんかつ

 

浅草・雷門近くの裏路地に佇む「とんかつゆたか」は、1945年の創業以来、80年にわたり暖簾を守り続けてまいりました。

戦後間もない焼け野原の時代から、復興、高度経済成長、そして世界中から観光客が訪れる現在まで。

私たちは浅草の歴史とともに歩みながら、一枚一枚のとんかつに真心を込めてまいりました。

当店で味わっていただきたいのは、ただのとんかつではありません。

 

浅草の歴史、人々の暮らし、そして創業者の想いが受け継がれた「日本のとんかつ」です。

戦後の焼け野原から始まった一軒のとんかつ店

 

1945年、終戦直後。

空襲によって大きな被害を受けた浅草は、まだ復興の途上にありました。

食材も十分に手に入らず、燃料さえ貴重だった時代。

創業者である勇・タイ夫婦は、それでも

「お客様に本当に美味しいとんかつを召し上がっていただきたい」

という想いを胸に店を開きました。

当時はコークスを使って火を起こし、とんかつを揚げていたと伝えられています。

建物も決して立派なものではなく雪の日には店の中へ雪が吹き込み、居合わせたお客様に「この店は風情があるね。店の中で雪を楽しめるなんて」と言われたほどです。

しかしそのような時代だからこそ、人々は温かい料理と人のぬくもりを求めていました。

 

ゆたかのとんかつは、多くのお客様の心とお腹を満たしてきたのです。

浅草とともに歩んだ80年

 

戦後の復興とともに、浅草の街並みも大きく変わりました。

かつて日本人のお客様がほとんどだった浅草は、日本のみならず世界中から人々が集まる観光地となりました。

その変化の中でも、ゆたかは変わらずこの場所で暖簾を掲げ続けています。

親子三代でご来店くださるお客様。

若い頃に通ってくださった方が、お孫様を連れて再び訪れてくださることもあります。

 

お客様の人生の節目に寄り添えることは、私たちにとって何よりの喜びです。

受け継がれる味と職人の仕事

 

創業以来、私たちが大切にしてきたのは「手間を惜しまないこと」です。

国産小麦を使用した自家製パン粉。

職人が手切りするキャベツ。

こまめに炊き上げるご飯。

そして厳選した綿実油。

派手さはありません。

しかし、一つひとつの積み重ねが、

「胃もたれしない、かろやかなかつ」

を生み出しています。

 

それは創業当時から変わらない、ゆたかの誇りです。

歴史を感じる和風建築

 

店内に一歩足を踏み入れると、表通りの賑わいとは別世界の静かな時間が流れます。

木の温もりを感じる和風建築。

長い年月を経た柱や階段。

二階には個室もご用意しております。

浅草観光の途中に。

ご家族との大切な食事に。

海外からのお客様のおもてなしに。

 

ゆたかで過ごす時間そのものが、浅草の思い出になれば幸いです。

 

歴史ごと味わう、日本のとんかつ

 

創業1945年。

浅草で80年。

私たちはこれからも、創業者の想いを受け継ぎながら、一枚一枚丁寧にとんかつを揚げ続けます。

浅草にお越しの際はぜひ、歴史とともに歩んできた一皿を味わいにお越しください。

 

「胃もたれしない、かろやかなかつ」

「歴史ごと味わう、日本のとんかつ」

 

                   代々受け継いできた、浅草とんかつの味です。